店主ごあいさつ
終戦直後、物つくり、物売りの好きな初代がたどりついたのが町の中のお豆腐屋さんでした。豆腐作りをしながら創造力豊かな祖父は都(みやこ)揚げ(がんもどきとコロッケを合わせたようなもの)やコンスーパイ(こはだ風いなり)など独自の商品を作ったそうです。
それらは当時の子供達の良いおやつとなり、今日(こんにち)でも「あの味は忘れられない」とお客様からお話を聞きます。
高度成長期に入ると皆の暮らしも安定してきました。スーパーでの卸売だけでなく、おなじみの移動販売車で、豆腐・油揚げ・食品類を売り幅広い世代に「田中豆富店」の名前を広めていったのが二代目でした。
平成11年秋、私三代目田中章一は、松江、出雲の中間地点「ラーバン中の島」の一角に田中豆富店製造直売の店「だいず村」をオープンしました。
「だいず村」で出会った人達との触れ合いを大切にし、「豆腐」を通してお互いの想いや考えを語り合っていきたいと思います。
〜すべてはお客様のために〜
だいず村のこだわり
こだわりその1.地元産の素材を使っています
出雲風土記の時代から農耕が盛んに行われた斐川平野で育った大豆を使用しています。
こだわりその2.凝固剤を極力使わない努力
にがりなど凝固剤の使用を少なめにし大豆本来の味わいを大切にしています。
こだわりその3.手作りで毎朝作っています
新鮮な豆腐が食卓に並ぶように毎朝一生懸命心をこめて作っています。
*油揚げなどの揚げ製品はすべて純国産のこめ油を使用しています。
・食用油では唯一、純国産原料の新鮮な米ぬかを100%使用しています。
これは製造量も限られた、希少価値の高い良質の油です。